上咽頭癌(がん)闘病記録 治療とQOL
治療 (入院生活 4月)
4月1週
  抗がん剤 放射線 TS1 治療 症状 生活
      吐き気で食事が取れなくなる。  
      病棟生活では喉が痛い事で、あまりで歩く事もなく寝たきりが続いている。テレビばかり見ているが、バラエティ番組など笑うと喉が痛くなるので見れない。娯楽番組でも必ず料理が放送されて、自分が食べられない事から見なくなってしまう。
  2クール目の抗がん剤の点滴を行なう。1クール目の後で吐き気が出たので吐き気止めを増やす。(10:30〜21:30) しゃっくりが1日中止まらなくなる。
      だるく辛くなる。氷まくらが手放せない。結局殆ど毎日、ニュース番組ばかり見ているが、事故や事件、病気などで毎日人が死ぬ事ばかりが目に入ってくる。
     
       
       
放射線治療を受けに行く以外はほとんどベッドに寝たままの生活。テレビしか時間をつぶすものが無かったが、笑うと喉に激痛が走るのでバラエティ番組は見なかった。また旅の番組も必ず食事の場面があるので見ない。結局ニュースか報道番組ばかりになってしまった。しかし、こうも毎日人が亡くなっているものかと思う。気持ちがすさむもののそれしか過ごす手段が無かった。この頃の放射線治療では、90秒もかからない照射なのに口内の渇きと喉への負担で上を向いていることが辛く、照射時間がものすごく長く感じられた。治療の後は病棟に戻って喉の痛みを緩和させるために首用の氷まくらを当てる。ただし、喉のダメージの方が大きく、気休めにしか感じられなかった。夜中はだるく辛く熱っぽさもあったのでずっと氷まくらを頼んで使用していた。私以外に同じ病棟で首に放射線を受けている人がもう一人いた。その人も声がしゃがれて辛そうなのだが、同じ境遇なので少し話して励ましあう。私はそれほどでもなかったが、その人は首の表面が赤くなって荒れていた。4月になって新人の看護師さんが入ってきたが、他の看護師さんの名前はだいぶ把握してきた。婦長さんや上の看護師さん、それぞれの看護師さんたち、見た目の風貌と性格というのは合っているような感じがした。優しかったり、可愛いかったり、真面目だったり、面白かったり、貫禄があったり。でも話が出来ないんだなぁ。

4月2週
  抗がん剤 放射線 TS1 治療 症状 生活
      喉がかなり痛くなってくる。夜中に何度も起きる状態。ひどい時は10〜20分ごと。 2月からゆっくり眠れた日が無い事を実感する。
    MRI検査を行う。 口の中が乾いているのと、唾液を飲み込むと喉が痛くて飛び起きてしまう。 夜中、痛みがあまりにもひどい時、このまま死んだ方がいいのではないかと思ったこともある。
    放射線の当て方が変わる。48グレイ終了。上咽頭だけ。 熱が出る。さすがに辛く放射線を中止してもらう。 ずっと痛みが続くと、うつ病も始まっている。
        見舞いに来てくれた人とも満足に話が出来ない。
        食事が満足に喉を通らなく、体重がかなり減っている。 5月の連休を挟み、放射線が空いてしまうので、一時退院を勧められる。同時に退院で体力を回復させるため。
      点滴で栄養を取る。 喉が完全に激痛の状態。  
      点滴。    
この頃には症状は最悪になってくる。放射線治療は途中で中止する人が大半いると聞いていた。私も喉の痛みが最悪になってきてギブアップ。喉の痛みは唾液を飲み込むだけでも痛い。口が渇いているのもあり、寝ている時に無意識に飲み込んだ時、激痛で目が覚める。短い時は10〜20分で起きてしまう。寝不足状態。死ぬほど辛いという表現はこのようなことかと実感する。TS-1も飲み始めなければならなかったが見送る。週末の診療で、5月の連休で放射線治療が空くので一時退院を薦められる。私も体力を戻す意味でそれを望む。来週の中頃、退院の予定とする。しかし、週末には完全に喉は激痛となり、食事が取れなくなった。医師に相談して点滴で栄養を取る事にする。担当の看護師さんから「こんなに辛いとは思わなかった?」と聞かれてうなづくだけ。看護師さんも申し訳なさそうな顔をしていた。私は加齢臭を発する域の生物なので、普段は毎日のように風呂に入っていた。入院してからは辛くてシャワーを浴びれない日もあって段々と減っていき、この頃は1週間以上浴びない時もあったぐらい。「○○さん、体拭きましょうか」、「あとでシャワー浴びます」。臭かっただろうな、看護師さん、メンゴ。

4月3週
  抗がん剤 放射線 TS1 治療 症状 生活
      点滴3回。 食事が痛みで完全に喉を通らなくなる。薬を飲み込むのも痛いので、座薬で代用できるものは出してもらう。 隣の人、退院。
      点滴3回。 喉の痛み最悪。 退院どころではなくなる。
      点滴3回。 喉の痛み最悪。  
    点滴3回。 喉の痛み最悪。  
    点滴3回。    
    点滴。   外泊。
         
喉の痛みは当然飲む薬にも影響してずっと辛い状況であった。食事が取れないので、この週はずっと点滴を行なう。先週が最悪と思っていたがさらに最悪な週となる。しかし放射線を中断した事により、週末には少し緩和されてきたように感じる。改めて退院の日取りを決める。少し緩和されてきた事からTS-1も飲み始める。

4月4週
  抗がん剤 放射線 TS1 治療 症状 生活
    退院。    
      家で静養。喉の痛みで夜中何度も起きる。
毎日ほとんど寝ている状態。
     
     
     
     
     
退院後は家で静養するものの、毎日布団で寝ているだけ。夜はあまり眠る事も出来ない。数時間単位で起きてしまう。この状況は家族も思いもしなかった事ではないかと思う。

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