経過 2011年 (5年目)
QOL(クオリティ・オブ・ライフ)

3月 11日東北地方太平洋沖地震発生
診察 後遺症の症状
  鼻・喉の痛み:臭いに反応してかさぶたが続く事も。
口内の乾き:渇き気味。
耳鳴り:結構大きい日も。
味覚障害:問題なしだが、臭いとかさぶたが影響。
買い物先で地震に遭遇。帰宅後ニュースを見て東北地方の地震である事を知ったが、関東でも体験した事がないほどの揺れを感じた。その後の速報を見続けていたが、災害地域が広がり、東日本大震災として想像を絶するほどの被害が出ている。私は闘病を乗り越えて生きる意義を感じていたが、津波や災害から運良く逃れた人達の話を聞いてもどれほど辛いものか計りしきれない。
下旬にカーペットにシミをつくりクリーナーを使用したが、その臭いと長年の汚れの臭いが混じって異様な臭さを感じる。その影響でかさぶたが酷くなり、夜中頭痛も起きる。とにかく臭いに敏感になっている。数日掃除で臭いの除去を試みるが空回り状態。


4月 体調はいまいち
診察 後遺症の症状
中旬、定期検査 鼻・喉の痛み:鼻が痛む事も。
口内の乾き:渇き気味。
耳鳴り:やや大きい。
味覚障害:問題なしだが、臭いとかさぶたが影響。
定期検査の時はかさぶたが治まっていたと思ったが、ファイバースコープで見てもらうと鼻の奥から喉にかけて貼り付いていた。「放射線治療でこういう事になるんだね」と主治医が脇にいた医師に説明していた。臭いに敏感で悪臭を感じるとかさぶたが酷くなると話したところ、「タバコの臭いですか」と言われる。診察室にも禁煙を促す張り紙が、さすが禁煙学会の会員。勿論タバコの臭いで鼻は痛くなる。毎日の蓄膿が乾燥して徐々に蓄積して一定期間で大きなかさぶたになるのかも知れない。次回は8月にPETの予定を入れる。
21日、元キャンディーズのスーちゃんが乳がんからの肺や肝臓に転移で55才の若さで亡くなった。当時ファンであったのでショック。19年に及ぶ闘病生活を続けられていたとの事で辛かったと思う。ご冥福を祈ります。


6月 1ヵ月半の腰痛
診察 後遺症の症状
下旬、整形外科 鼻・喉の痛み:かさぶた一定期間の割合で出る。
口内の乾き:やや渇き気味だろうという程度。
耳鳴り:気にしなくなったが絶えずある。
味覚障害:問題なし。
5月下旬、朝起きたら急に腰痛が起こった。原因不明で1ヶ月たっても治らないので通院して診察してもらう。レントゲンの結果では特に異常が見られなかったが薬を出してもらう。
効能
セレコックス錠 痛みをやわらげたり、炎症を抑える
ムコスタ錠 胃の粘膜を保護し、修復する
ロキソニンテープ(貼付剤) 炎症を抑え、痛みをやわらげる


7月 かさぶたの頻度
診察 後遺症の症状
  鼻・喉の痛み:かさぶたの頻度が増し、ムズムズする。
口内の乾き:問題ないがやや渇き気味だろうという程度。
耳鳴り:気にしなくなったがやや大きい時も。
味覚障害:問題なし。
4月からかさぶたがどのくらいの頻度で出るか記録をとっている。前月までは月に6回程度だったが7月に入ってから半月で一月分の回数になっている。ただし、前月まではそろそろ多くなって溜まってるなと感じていたが、今月は2日ぐらいで鼻の奥から喉にかけてムズムズしてくる。多い場合は風呂に入っている時に湯気の力とうがいで出せたが、ムズムズするぐらいの少ない量ではハナクリーン(鼻洗浄器)で洗わないと出せない。今月は鼻と喉が敏感になっているかも知れない。暑さの影響だろうか。


8月 PET検査にて転移が見つかる
診察 後遺症の症状
1週目、PET検査
2週目、診察
     循環器科診察
3週目、診察
     サイバーナイフ
       センター診察
5週目、診察
鼻・喉の痛み:喉から気管支にかけての違和感で咳が出る。
口内の乾き:やや渇き気味の程度。
耳鳴り:慣れてしまった。
PETCT検査と血液検査を終えて診察。悪玉コレステロールが高い事を指摘される。先月末から喉の奥から気管支にかけてつっかえるような感じで咳が出ている事もあり、心電図の検査も行う。PETCTの結果は次週に連絡をもらう事となる。
翌週に主治医から気になるところがあるとの連絡があり、急遽診察を受ける。鎖骨の裏側と肺に2箇所転移の疑い。今後の治療では医師間の協議でサイバーナイフ治療を検討してみてはどうかと話されたようで、サイバーナイフセンターへの紹介状を書いてもらう。そしてCT検査を急遽行い腹部の方まで撮影した事で、偶然腹部で動脈硬化の疑いも見つかる。過去に腹痛がなかったか聞かれたが思い当たるところは無し。動脈硬化の治療の方を優先で検査を進める事になる。
効能
ムコダイン錠 痰を出しやすくする、慢性副鼻腔炎でたまった膿を出しやすくする
翌日、腹部のCT検査をを行い、翌々日に循環器科で腹部のレントゲンを撮る。体の下に向かっている動脈の腹部のあたりで一部細くなっているのが説明され、「上腸間膜動脈解離」の疑いと教えてもらう。こちらでも激しい腹痛があったか聞かれた。血圧と悪玉コレステロールが高い事を指摘され、降圧と脂質管理を行い毎日血圧を計る事になった。動脈解離の疑いは様子を見る事になる。
翌週、耳鼻科診察で再度TS-1の服用を検討する。過去の記録でTS-1の副作用がひどかったが、以前は抗がん剤3クールの影響でひどい副作用が起こったと思うし、TS-1だけであれば今回はそれほどひどくはならないだろうと判断し、服用を開始する。2週間服用して1週間休みの予定。咳も伴っているので同時に咳止めの薬も出してもらう。
効能
ティーエスワン配合顆粒T25 (抗がん剤)免疫を調整する ※1日朝夕2回
アスペリン錠 咳を鎮めたり、痰の切れをよくする
翌日、サイバーナイフセンターに行き、話を聞く。肺の転移の部位が動く場所なのでマージンをとってあてる事になり、例え線量を弱めても副作用が出て、費用をかけるほど治療の成果は期待出来ないと聞かされる。その旨の内容を主治医宛に手紙を書いてもらう。気持ちは今まで通りの治療に傾いた。
TS-1服用で、4日目ぐらいから軽い頭痛、軽いはきけや倦怠感も現れてくる。翌週には胸の圧迫感に伴う咳は増して、食欲不振も増してきたので自主判断で残り3回を残して中止した。
最終週、主治医から開口一番、「TS-1休薬しましょう」と言われる。白血球が前回4000だったのが2000に下がっていた。自主判断で中止した事を話す。止めた事で咳は少し減っていた。
サイバーナイフセンターからの手紙を渡し、放射線治療を開始する事を決める。TS-1の代役として漢方薬を勧められ、服用を試みる。
効能
ツムラ補中益気湯エキス顆粒 体力を増強、体質を強壮
※副鼻腔炎のかさぶたが減っている
TS-1とアスベリンを服用し始めてから、膿の粘っこさは変わらないものの色が薄くなってきて、かさぶたが出なくなっている。12日目に少し出たが、先月など頻繁に出ていた割には2週間近く塊が出なかった。ムコダイン等の薬を服用しても何年も悩まされている後遺症だが、これはTS-1の効果なのだろうか。あるいはアスペリン、それとも同時服用によるものか。


9月 放射線治療
診察 後遺症の症状
1週目、放射線科診察
2週目~放射線治療開始
3週目、循環器科診察
     耳鼻科診察
4週目、耳鼻科診察
鼻・喉の痛み:咳も徐々に治まってくる。
口内の乾き:やや渇き気味の程度。
耳鳴り:慣れてしまった。
放射線科にて治療方針の説明。今回の転移は「縦隔リンパ節転移」。以前の治療した部位とは離れているが、放射線治療は一箇所にあてる線量が決まっているので、多少重なった時の影響についての注意を聞く。通院で5週間の予定(60グレイ)。
耳鼻科にて診察。主治医に副鼻腔炎のかさぶたがTS-1とアスベリンを服用し始めてから出なくなった事を話してファイバースコープで見てもらう。綺麗になっている事を期待したが、やはり「こんなに汚れているよ」と言われる。残念、ただし現実に出ない期間が長くなっている事から、アスペリンが効いているのか確認してみる事にした。
効能
ツムラ補中益気湯エキス顆粒 体力を増強、体質を強壮
アスペリン錠 咳を鎮めたり、痰の切れをよくする
翌週から放射線治療開始。治療にあたり、シェル(マスク)を作成する。白血球減少のため、週2回皮下注射を行う。
翌週に超音波・血圧脈波検査後、循環器科診察。医師に毎日の血圧測定グラフを渡して少し高めと判断、薬の服用を開始する。12月に胸部のMRI検査を行う予定。看護師からも血管が破裂しないように観察していきましょうと言われる。
耳鼻科診察で、TS-1で下がった白血球が注射をしている割にあまり上がっていないと言われる。人込みを避けるように注意しなければならない。
効能
ニューロタン錠 血圧を上げる物質の働きをおさえて末梢の血管を拡張、血圧を下げる
翌週耳鼻科診察、白血球は3000に上昇していた。かさぶたの頻度がかなり減少しているので、追加でアスベリンを出してもらう。
効能
アスペリン錠 咳を鎮めたり、痰の切れをよくする


10月 放射線治療終了
診察 後遺症の症状
上旬 放射線治療終了
鼻・喉:喉の方にかさぶたが溜まることも。
口内の乾き:やや渇き気味。
耳鳴り:慣れてしまった。
上旬に放射線治療終了(60グレイ)。
鼻の奥にかさぶたが出来る頻度が減ってきた。

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